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いちはら国府_花火大会までの道のり

 

 イベント・コミュニケーションズ 「第9回上総いちはら国府祭り」における
4年越し!! 花火打上げまでの道のり
イベントは劇的な効果を発揮することもあります。

今回の祭りでは、イベント・コミュニケーションズで足掛け4年となったイベントフィナーレを飾る花火の打ち上げが開催の運びとなりました。念願の花火の打ち上げは15分間の迫力ありそして叙情的なものとなりイベントに参加された皆さんが歓喜と笑顔に包まれました。開催時期と台風到来の時期が重なったこともあり、本開催も甚大な被害をもたらした15号と19号の合間での開催となりました。

 

 1. 四年越し!花火大会開催にこぎつけるまで

《開催経緯》

千葉県の市町村では面積がもっとも大きく市域が非常に長い市原市。千葉県南部を流れる養老川にて大規模な花火大会を開催したいと地元有志が集まり実行委員会を立ち上げたのがはじまりでした。しかし打上げに関して解決し難い問題がいくつかあり、開催に至らない状況でした。

 

木更津・千葉で花火大会の開催実績を持つイベント・コミュニケーションズに開催に向けた提案依頼をお声掛けいただき、主催者及び関係区との調整を行った上で、提案書、企画書、警備計画を作成し、定例会の中で具現化して行きました。
 

最終的には、主催者及び関係区の同意に基づき、市街地内の上総更級公園にて上総いちはら国府祭りのファイナルで5分間行っていた花火の枠を15分に拡大して開催する事で認可がおりました。
 

昨年度はあいにくの雨で残念ながら中止となってしまいましたが、今年は午前中まで強風が吹き、開催が危ぶまれたましたが、花火大会開催判断をする時間帯に風がやみ、無事開催することができたのでした。

 

 

 

 

 2. 安全管理に対する方針

(安全と安心を提供し、いちはら国府市民花火大会を最大限に楽しんでいただくために)

 イベント・コミニュケーションズは、安全・安心に、そして花火大会を参集者の方々に最大限に楽しんでいただこうと、暗礁に乗り上げていた問題をひとつひとつ具現化し、定例会で関係区及び実行委員会との会議を重ね、計画を進めていきました。

 

 1)~11)までの《安全管理方針》を綿密に打ち立て実行することで、安全への管理を徹底しました。

 ・イベント業務管理士による企画立案・運営

 

《警備体制》
 警備に関しては、警備のプロと連携をとって、体制を万全に整え、警備役割分担、警備配置一覧、警備指令書などを時間軸、空間軸から細やかな警備計画を構成し警備体制を整えました。

 

 会場に安全地帯を設け、立ち入り禁止区域には参集者の方々にわかりやすように黄色の立ち入り禁止テープを張り巡らせました。(右写真参照)

 

 作業タイムテーブルは、封鎖や撤去、誘導など、前々日10/4(金)前日10/5(土)当日10/6(日)翌日10/7(月)まで綿密に作成しました。

 

《そのほかの計画等》

  ・開催・中止判断基準の作成。
  ・避難誘導先の計画。
  ・災害発生時のチャート。
  ・災害ごとにシュミレーション計画策定。
  ・遺失物、拾得物対応フロー。
  ・気象データ解析。

 

 このようなすべての歯車が噛み合い、まわることで、安全・安心に、そして無事に花火打上げへと至る事ができたのです。

 

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 3.  計画(音響・照明計画)~花火と音楽と光を融合させた三部構成の演出~

《音響・照明計画》
 3000発の花火は、今回5分間の花火枠を15分間に拡張したため、花火と音楽と光を融合させた三部構成の演出を考えました。
 選曲は実行委員会。構成アイディアはイベント・コミニュケーションズ。音響・照明班は、祭り本体も担当した音響会社へ依頼することができました。

イントレ: 

照明:

 

・・・花火を迫力満点にみるおすすめスポット・・・
 一番のおすすめは、上総大路の神輿とステージ側に上がる花火の両方を見ることができるイベント広場ステージ手前。

 

 実は池の北側もおすすめで、今回の会場ならではで、頭上に迫力の花火、そして水面に映る花火も見られるかもしれません。ただ今回は、音響スピーカーがメインステージを向いていたため、音楽は届きにくい可能性がありました。次回の改善点です。

 

三部構成→「最後の曲は来年もつかいます。」
 選曲は、前半は元気のでる曲で、Whiteberry 夏祭り。中間はBGMはなしで、花火だけを楽しんでもらいたい。後半には、叙情的なTime To Say Goodbyeが選曲されました。

 

神輿の熱気はピークに。 そして花火打上げ。
 上総大路では、神輿の熱気はどんどんヒートアップ。フィナーレの時刻がきても止まりません。さらに盛り上がりをみせます。その時会場から「花火があがりましたー! 」のアナウンス。ステージ側で花火が打ちあがりました。神輿のほうは、花火に負けまいと賑やかさを増し、祭りは一層熱気を帯びました。

 

動画◆第一部 元気のでる選曲。県内最大規模のYOSAKOI祭りで演舞を終えた衣装姿の方達が、のりのりでみています! 53s

 

 ◆

動画◆第二部 ここでは、BGMは無音で。花火の音を純粋に聞いていだけたらとの演出です。やはりよいですね、花火の音が芯に響きます。51s

 

 ◆

動画◆第三部 叙情的な選曲Time To Say Goodbye により、感動の拍手が沸き起こりました。57s

 


 いつのまにか上総大路の神輿もおわり、祭りは無事に終焉を迎えました。

 

 

 

 

 

 4.  大人も笑顔、こどもも笑顔、主催者は感動の涙、被災地復興~報告会

《花火大会を無事終えて…》
 4年越し花火打ち上げまで長い道のりであったので、主催者も目を潤ませていました。主催者のご家族様も来ており、「おじいちゃんすごいね!」と話されていました。
 
《被災地復興》
 2019年9月の台風で激甚レベルという深刻な被害に見舞われた千葉県市原市での開催でした。

「みんなで 支え合い がんばろう いちはら」を合言葉に、こんなときだからこそ、笑顔で明日からまた頑張ろうという気持ちになれるよう、願いをこめて開催された祭りのフィナーレは…! 無事に成功しました。
 動員数:約3万人

 

《感想など》
 ・ぜひ来年も。 ・感動した ・迫力があった
 花火の直径は小さい玉(2号玉)ですが、間近でみることによって大きくみえます。火薬の使用できる範囲をめいっぱい使って迫力を出しました。次回も出来る枠の中でもっと大きなイベントにしていきたいと考えています。

 

●地元民の声:
迫力の盛大な花火にびっくりして、とても感動しました。ステージ前の場所は、後ろで山車、神輿の熱気を感じながら花火もベストポジションで見る事ができました。地元市原のお祭りなのに一度も参加したことがなく、上総国の由来なども知る事ができて、一緒に参加した小学生の娘は、今までみた花火の中で一番感動したと言っていました。

 

●2019/12/31市原版, シティライフ掲載記事市原市より:
いつか全国に誇る「市原花火大会」を! 五井の秋空に3000発の夢花火 いちはら国府花火大会実行委員会【市原市】
「 思っていたのと違う! そんな花火大会だった。昨年10月5日・6日に更級公園で開催された上総いちはら国府祭りには、市内外から大勢の人が訪れた。祭りのフィナーレを飾る花火が2年ぶり(一昨年は台風で中止)に打ち上げられたが、従来より大幅にスケールアップしていて、訪れた人たちをよりいっそう楽しませた。」

https://www.cl-shop.com/citylife/ichihara/2019/12/31/34719/

(花火師さんも涙した内容が、詳しく掲載されていました。)

 

《翌日の片付け》
 当日夜は22時まで現場で破裂していない黒玉はないか等撤収作業・会場片付けを行い、翌朝あかるくなってから、花火の紙くず拾い・打上げ現場確認を、実行委員会とボランティアで行いました。イベント・コミニュケーションズスタッフは撤去作業を行いました

 

 《報告会》
花火後の報告会で、今回の反省箇所や次回の改善点を話し合いました。


《クレーム》

市役所に問い合わせた結果→1件もなし
実行委員会にも→なし

 

《次回に向けて》
成功点と次回への課題点・改善点。
■昨年できなかったことが出来たのが成功で、改善点は発火地点の再考をして花火のカスが会場周辺までに行かないようにする事。
■花火打ち上げのため公園内立ち入り禁止の案内看板を提案。

 

《イベントは劇的な効果を発揮することもあります》
 暗礁に乗り上げていた問題をひとつひとつクリアし、実行委員会の想いを具現化して無事に決行できたこと。どうしようもない自然災害が起こり、祭りの開催自体が危ぶまれていた中で、だからこそ、やりたかった理由がありました。

 皆で対策を考えて計画を練り、天気を祈り、復興支援の想いも込めた4年越しの花火大会への道のりでした。いかがでしたでしょうか。


イベント・コミニュケーションズでは、笑顔、感動を届けられたことが今回一番のうれしい点でした。

 

 

 

 

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